モリンガって何?



モリンガ(moringa oleifera 和名:ワサビの木 )はインド・ヒマラヤ原産の「奇跡の木〜miracle tree〜」と呼ばれる落葉樹です。樹高は10〜15メートルほどになり、乾燥に強く、地球上で食べられる植物の中で最も栄養価が高いと言われています。 現在ではインド、スリランカ、アフリカ、中南米、フィリピン、スペイン、ここ最近では日本各地でも幅広く栽培されています。

太古からの贈り物

モリンガは太古から地球に存在しており、
紀元前2500年に誕生したインドの伝統医学、アーユルヴェーダではモリンガは300の病気を防ぐと記述されています。
インドの古い言葉、サンスクリット語ではモリンガは「Shigru」「Shobhanjana」等様々な呼び名があり、 「頑丈で鋭い性質」「とても縁起の良い木」「毒を緩和する」「病気を治す」などの意味を持ちます。
また古代エジプトやローマでもモリンガの種を圧搾して作ったモリンガシードオイルを香水や化粧品、医薬品の原料につかわれていたと伝えられていて、実際に近年、古代エジプトの王家の墓よりモリンガオイルが入った甕が発掘されています。

豊かなの使い道の宝庫!!

葉・花・茎・根・種の全てが有用で、樹木の全ての部分に利用価値があります。 日常的に食されたり、漢方薬のように使われたり、美容オイル、バイオディーゼルオイル、染色など様々な用途、分野で使われています。
また、モリンガには90種類以上の栄養素が確認されており、地球上に存在する可食植物の中で最も栄養価が高く含まれていると言われています。
2007年には国連唯一の食糧支援機関である WFP世界食糧計画にもモリンガが採用され、貧困地域の子供達に有効な植物として各地で栽培され初めています。

人間が必要とする必須アミノ酸を9種類全てをハイバランスに含有している数少ない植物で、老化の原因とされる活性酸素の発生を抑える抗酸化物質であるビタミン類がたくさん入っています。

ギャバ      発芽玄米の10倍
食物繊維      ごぼうの5倍
カリウム       トマトの11倍
カルシウム      小松菜の3倍
亜鉛        にんにくの7倍
鉄分      ホウレンソウの3倍
マグネシウム    玄米ご飯の16倍
ビタミンA   ホウレンソウの13倍
ビタミンB1      豚肉の4倍
ビタミンB2    まいわしの50倍
ビタミンB3    ピーナツの50倍
ビタミンE     アーモンドの2倍
βカロテン      人参の3倍
イノシトール     トマトの8倍
ポリフェノール   赤ワインの8倍

他にもここには全て列挙しきれない程の並外れた高い栄養素を持っています。
(モリンガの栄養成分の含有量についてはコチラをどうぞ)

世界の植物の中でも、並外れた栄養素と薬用効果を豊富に含む究極のローフードで、特に浄化殺菌作用が非常に高く、食用することによって、体にたまった毒素を排出する作用があります。

母親の親友

モリンガは、フィリピンでは「マルンガイ」と呼ばれ、「母親の親友」という意味を持ちます。
フィリピンではモリンガの種を食べるとお母さんのおっぱいの出がよくなり、またそのお乳を飲んだ子供の寝付きが良くなると伝えられているので、そう呼ばれているのでしょう^^

また、アフリカではモリンガは「緑のミルク」と呼ばれ、粉ミルクに混ぜて乳児に与えられることもあります。体に必要な各種ミネラル・ビタミン・アミノ 酸を豊富に含んでいるので、モリンガが栄養不良や病気で苦しむ母子の大切な栄養源となっています。

天然の空気清浄機

モリンガの木は一般の植物に比べて20倍以上の二酸化炭素CO2
を吸収することが分かっています。
モリンガはCO2の濃度に反応が早く、街中や道路脇など空気汚染された環境でも二酸化炭素を吸収しながら大きく育ち、まるで天然の空気清浄機のような役割をしてくれます^^
また、年間雨量500mm以下のかなり乾燥した砂漠地帯でも育つ事ができるほど強い木なのです。
(500mmの雨はどれくらいかというと、近年の日本で起こるゲリラ豪雨1回の雨の量と同等くらいになります。)

地球環境にもたくさんの恵みを与えてくれるモリンガの木は、まさに地球に住む全ての生き物にとっての救世主ともいえるでしょう。

モリンガの種で水の浄化!

モリンガの種の50%は様々な種類のタンパク質でできています。
その中でも4種類の「MOタンパク質」という活性成分は、濁水浄化作用があり、異物を接着剤のようなにくっつける役割を果たしてくれるのです。

モリンガの種を砕いて濁った水に加えると、種が不純物に吸着して下に汚れが沈殿し、極めて透明度の高い澄んだ水が出来上がるのです!!また、微生物や土砂なども吸収して沈降するため、 濾過すれば飲用が可能になります。湖などで問題になっている藻類も吸着して、浮き上がらせるため、除去が簡単になります。
実際にこのモリンガの浄化システムは、アフリカやアジアでは濁った飲み水をキレイに飲めるように浄水させているところも増えています!

1. この汚水にモリンガの種を砕いて投入!


2. 汚れが下に沈殿します。


3. 1時間後、濾過をしたお水はこの通り透明!!


人間の体も70パーセントから90パーセントは水でできてます。

つまり、モリンガの種を食べることは、体内浄化にもつながることになるのではないかと思います。


本来の自分の いのちのちから を感じる

モリンガは浄化作用・抗菌作用・抗酸化作用に優れ、バイタルフォース=自然治癒力を高める植物です。
体に足りない栄養素が満たされると、自ずと心も満たされて、双方のバランスが取れてくると、私たちが元々持っている いのちの力 が発動して、本来の姿を取り戻してゆくように思います。
そういった意味でモリンガの木は、優しくあたたかく、私たちにそのサポートをしてくれるとってもありがたい存在とも言えるでしょう。

心身のデトックスとヒーリングが同時に起きる、そんなミラクルが「奇跡の木」と呼ばれるモリンガの由縁なのかもしれません。